その日の夜、バイト先でバイトのお兄ちゃんが
『会いにいけばいいじゃないですか』
といっていたけど、
会いに来たら…
一人でいてはダメだという気持ち。
運転できるか?
でもここをまずは離れなければ。
友人Uに電話。
あ!こいつはダメだ。
所長に繋がる!!
即電話を切る。
友人Aに連絡。
今から行ってもいいか?
もしかしたら無理かも?
という自分勝手な内容に
『来れたらおいで。
無理はしないで。無理ならこなくていいから。』
という返事。
友人Uからメールが…
即切ったハズがワン切りになった模様。
また連絡する。
もしかしたら行くかも?
とこれまた勝手な内容。
友人宅まで行く間、
涙が止まらない。
どうしたらいい?
ふと、バイト先のいつも相談にのってくれるお兄ちゃんの顔が浮かぶ。
二人が会っていたのメールに
『浮気?』
の文字。
電話をする。
まずは落ち着け。誰かいるか?
それはもう浮気としてとっていいぞ。
お前はよく今まで頑張った。
もうあいつやめたらどうだ?
そんな会話をしながら友人宅到着。
電話を切る。
友人と合流。
所長に
『嘘ついてますよね?』
のメール。
即電話がかかってくる。
『もしもし?』
の声に即
『さようなら』
と切る自分。
即またかかってくる。
出た方がいいという友人。
出る。
『さっきのメールは一体なんだ?俺が今、何をお前に嘘をついた?
お前と何か連絡してたか?何を嘘ついたんだ?
何も話してもないのに嘘もないだろ?』
逆ギレに近い勢い。
嘘ついてますよね?
『だから何を嘘ついたんだ?言ってみろ。何もしてないだろ。』
Yちゃんと会ってますよね?
『…何か見ただろ。大方近所まで来て何かみたんだろ?
お前は見てない事を言ったりしないからな。何か見たんだろ。』
見ました。
久し振りに会いに行っていいかと思っていったらあの子の車が止まってました。
『…はぁ~…』
嘘ついてることになりますよね?
『…会ってるけど、何で嘘付き呼ばわりされないかんのだ?
何でお前にそんな事言われないかんのだ?
俺は友達と勝手に会ってもいかんのか?
何でお前に友達制限されないかんのだ?』
前に二人ではまず会わないって言いましたよね?
『…そんな事言ったか?』
言いました。お前が悲しむからまず二人で会うことは無いって。
『…言ったな。そこはあやまるわ。』
何回目ですか?
『…2回目』
今日はもう遅いから泊まるんですか?前も泊まったんですか?
『…泊まったな…。そうだろうな。今日はもう遅いし危ないから泊まるだろうな。』
あんた、人には女の子は泊めないみたいな事言っておいて
Yちゃんは泊めるんですか?帰せばいいじゃないですか。
あの子夜でもちゃんと帰れますよ。
『夜遅くて危ないから泊めなきゃいかんだろ。
第一、あの子がちゃんと帰れるかなんて、俺にはわからんだろ。』
そうですね。でも、今までだってあの子夜遊んだ後帰ってたじゃないですか。
『そんでお前はどうしたいんだ。何なんだ。
何でお前にそこまで言われないかん?
あの子泊めていかんのなら、お前ももう泊めれないからな。』
じゃあ今日は泊めてもいいですよ。
『は?なんでお前にそこまで言われないかんのだ。
お前に動きを制限される覚えはない。何でそんな言われ方しないかんのだ。』
忙しいからって会えないって言ってたくせに、
あの子と遊ぶ時間はあるんですね。
『お前と違って、ちょっと大人な子に話を聞いて欲しかったんだわ。』
それで、なんで自分の友達を選んだんですか?
他にもいるでしょう。なんであの子に話を聞いて欲しいんですか?
自分には、家の事だから話せないっていってたくせに、
なんであの子には話せるんですか?
『たまにはお前以外の女の子とも遊びたくなるだろ。』
そうですね。
でも、なんで自分の友達なんですか?
最近会ったばかりの。自分が悲しむのわかってるなら
他の友達にすればいいじゃないですか。
その間に、友人運転で友人U宅に到着。
『誰かいるのか?お母さん?』
違います。もうどうしようもなくなって
AちゃんとUっちがいる。
『ちょっとUちゃんと代わって。』
この後、所長宅に集合。
所長宅に帰る間にYちゃんには、会ってる事が自分にバレたと
所長が話した。
所長は自分の震えが止まらない、
Yちゃんは自分に嫌われたらどうしようって悩みながら帰ってきたと。
そんなの、バレていけないことしてた自分達が悪い。
自分の言い分
『会ってるのバレたら自分がキズつくと思わなかった?
自分が所長の事好きだってのはYちゃんは知ってるよね。
バレて、震えが止まらないとか、嫌われるかも?って思うなら、
最初からしなければいいじゃん。そんなのわかってる事でしょ。』
Yちゃんの返答は
『バレたら傷つくと思ったけど、ここまで傷つくとは思わなかった。
それに対しては謝るわ。ごめん。』
所長の返答は
『こいつが俺の事好きって知ってたの?
俺はチキン野郎だから、みんなにいい顔をする。
その時その時のことしか考えてないから、こんなことになるとは思わなかった。
二人では会わないって前言は撤回させてもらう。
お前とも会うし、Yちゃんとも二人で会う。二人で会われるのが嫌なら
お前ともYちゃんとも、三人でしか会わない。
今回の事は悪かった。でも、それ以外は、お前にそこまで言われる筋合いは無い。』
後日、Yちゃんとは話し合う事に。
所長とも、日を改めて一対一で話し合う事に。